2018年09月24日

引退宣言

とある後輩から「ゴメス」という渾名をつけられています。横浜DeNAベイスターズのG(ゴメス)後藤武敏選手の愛称にちなんだものです。なんとそのゴメス選手の引退セレモニーとこの陸上部の引退式が同じ日だったようです。ゴメス選手と同じ日に引退しました、4年中長距離だった後藤健介です。

挨拶でも述べた通り、先日の引退式をもちまして横浜市立大学陸上競技部の現役部員を引退しました。同時に、9年半の競技生活が終わりました。今まで応援、サポートをし、共に戦ってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

引退の理由として、陸上競技を頑張ることができなくなりました。多くの方にはお知らせしていないので驚かれている方もいらっしゃることだと思います。
長距離選手としては冬の駅伝まで続けられた先輩方も多くおられましたし、自分もそのつもりでした。しかしこれまで陸上を続けるにあたって様々な壁に直面する中で精神的なエネルギーが切れました。陸上が「やりたいこと」から「やらなきゃいけないこと」に変わってしまいました。
このまま不完全燃焼のままだらだらと競技を続けるなら、ここで競技生活を打ち切り、卒業まで半年の未来を別のことに費やしてみたいと感じました。
真剣に向き合わない状況で駅伝に打ち込むのも、上昇志向の最中にある陸上部に対して失礼だろうと感じました。そうした中で散り際を今と見極めました。引退試合は楽しく走ることができ、自分なりの美しさを貫いて散ることができました。

すこしだけ、いやだいぶこれまでの陸上人生の話をさせてください。アレでしたら大きい「と」の字から読んでください。

陸上を始めたのは正確には小学校卒業間近です。駅伝大会でごぼう抜きを達成して調子に乗ったことがすべての始まりです。
最初の3年間は広島市の城南中学校という学校で陸上に打ち込みました。当時広島県の駅伝で広島市勢は勝てませんでした。自分の学校の最上位記録は50校中21位。それを自分達が2年生の頃5位に入りました。トラックの試合でも上位に食い込み、強豪校の選手とも知り合いました。高いレベル、自己ベストを目指す楽しさを知りました。
高校は広島皆実高校という短距離の強豪校に進みました。県内から集まった選手達と同期になり、中学の時知り合っていた選手とチームメイト、同じクラスになりました。ここで自分たちは「全国高校駅伝に出る」という目標を掲げ、その達成に3年間を捧げました。苦楽を共にし、確信をもって決戦の日を迎えましたが、全国高校駅伝への夢は絶たれました。
悔しかったです。というか今でも悔しいです。でも、3年間一緒に戦った仲間は一生ものの仲間です。この3年間無しに今の自分は存在しませんでした。苦しくも楽しい3年間でした。

浜市立大学はセンター試験の後で進路の先生に紹介されました。「地元より都会」「偏差値」「国公立」この条件で出てきたのが横市です。「横浜市立大学 陸上部」で検索をかけ、「とりあえず陸上はできる」ことだけ確認して八景での4年間をあっさりと決意しました。
入学式の日には他のサークルには目もくれず陸上部のブースに行きました。今思えば、この時自分は「陸上部」ではなく、「自分がまた陸上をできること」に興味のすべてがあったのだと思います。
い記録をだしたい。その思いから早くから練習を引っ張りました。今思えばストイックの塊でした。グラウンド60周、2万1000mのペース走をしていたのは本当です。練習は先頭を走らないと気が済まず、戦績を残すことしか頭にありませんでした。チームのことはあまり気にしておらず、当時の先輩方には多大なるご迷惑をおかけしました。
二年生になってからもはや自分にとっては大きな試練が立ちはだかりました。夏の菅平での合宿で接触事故に巻き込まれ足首を骨折しました。これから何か月か走れない。そんなに走れない時期が続くのは初めてのこと。入院、手術、関東新人関甲信棄権。目の前が真っ暗でした。そんなこともお構いなく晴れ渡る菅平の空をひとり嫌い、いや呪いました。サニアパークが歪んで見えました。そしてチームメイトのことを考える隙などありませんでした。当時の先輩同期後輩はよっぽどめんどくさい奴だと思ったことでしょう。「自分は走れない、陸上部にとって役立たずだ」その劣等感だけ。そんなブラックオーラの塊と化していました。大迷惑な話です。当然先輩同期からは怒られました。「他人に興味が無い」「周りを見ていない」「承認欲求の塊」自分の小ささを露見しました。
ょうどそのあとにあったのが幹部交代、幹部代の一人となりました。正式な役職は何もなかったわけですが、話し合った末に「練習メニュー作成係」としてブロック長の木村を補佐することになりました。この経験が自分にとっては大事な経験となりました。
長距離ブロックの部員は個人の課題意識や、やりたい練習について希望をガンガン言ってくれる集団です。(そういう環境を整えてくれた木村のお陰でもあります)その希望の練習を、皆実時代に培った経験をもとにスケジュールに落とし込み、中距離担当の金子と話し合って合同で練習する日や別のメニューで趣旨を分担しあう日など綿密に話し合いました。練習場所、天候、試合日程、メンバー、練習間隔、負担…考えることはたくさんあります。その中でより多くの部員の希望に沿い、効率的に練習できる選択をたどりました。部員に興味を持ち、人の話を聞かなければ務まらぬ仕事。自分にとって大事な要素が詰まっていて、どんな授業よりもタメになりました。部員としての活動が充実し始めたと感じた時でもあります。
上選手として怪我からの復帰は労力を要し、大変なものでした。手術を受けた日の夜、痛みに独りで泣いたことは一生忘れません。執刀医の先生が名医なこともあり、2か月でjogまで復帰、3か月で実戦復帰(そういえば引退試合よりいい記録でした)。しかし脚をまったく使わない時期があった影響で様々な痛みに見舞われました。実は今でも足首の骨のかみ合わせはずれています。なんとかしてできることに邁進しました。

ログはまだ続きます。長くてごめんなさいね。
そうして駅伝、再手術とこぎつけた後の出来事でした。悲劇に直面しました。
フィールドワークで二週間ほど日本を離れ、二月末に帰国すると実家から母親が横浜に来て、残酷な事実を伝えられました。
「お父さんが亡くなった。」
両親は誰より自分のことを応援してくれました。試合で全力を出し切ると父親は非常に満足そうでした。自分の成長を楽しみにしてくれていました。自分もまた、これから就職し、結婚し、自分もまた父となり、帰省しては父親と酒を酌み交わし語り合う仲となることをお互い楽しみにしていました。
でもその夢はもう叶いません。
父親がいなくなってから最初の練習、誕生日でした。涙をこらえてペース走をしました。いつもは練習後グラウンドとマネさんに対して「ありがとうございました」と一礼をしていました。葬儀に出られなかった自分は、その日だけ走り終わった時に父親に向けて感謝の言葉を伝えました。

ゆみを止めず、走り続ける中でそんな父親にも胸を張れる出来事がありました。その年のGW、記録会での一幕です。怪我中の練習が奏功し条件が整い、800mで自己ベストを更新しました。その時チームメイトに言われた何気ない一言を宝物のように覚えています。
「陸上を続けていてよかった」
自分(後藤)がではありません。自分の走りを見届けてくれたチームメイト本人が、陸上部に属して部員として取り組んでいてよかったと言ってくれたのです。
怪我や不幸から這い上がり、だれかの光となれた瞬間でした。

くじょう漬けなのは3年後期も就活中も変わらず、関東インカレを迎えることができました。出場種目は4×400mR。畠山-石渡-竹井(健)-後藤。先輩の代からの陸上部の夢を叶えました。嬉しかったです。逆境を乗り越えて夢にたどり着いた。もう悔いはありませんでした。

んばって読んでくれてありがとうございます。長くなりましたが、これが9年半の陸上人生、横市陸部で過ごした3年半です。
苦しいこともたくさんありましたが、仲間に助けられて、いくつもの日々を越えて辿り着いた今を誇りに思います。晴れわたる空が悲しくなる日もひとりじゃないんだと教えてくれました。入学時自分にとって単に「陸上ができる場所」だった横市陸部は、気づけば大人になる為の大きな階段になっていました。(昇りきれてない気もしますが)

うとうこのブログで一番大事なところです。
こうして苦境に向き合い、仲間に助けられた身だからこそ、後輩の皆には苦境に立たされた人の味方であってほしいと思います。4年間はあっという間ですが、長いです。様々な出来事があり、苦しいこともたくさんあります。そんな時に助けをもらえた人は、必ず恩返しをします。ごく当たり前の話ですが、それがその人の誇りとなりうるのです。その誇りを胸に長い人生を歩んでゆくのです。先輩として、そんな人たちの道を照らす光の一つとなれたなら幸いですし、これは自分だからこそ皆にお願いできることだと感じています。

るさいくらい中身の濃い、でもいとおしい9年半を越えた今、これから自分にもどんな未来が待っているか、実は想像できていません。これまででもそうでした。でも辿りついた先には未来があり、仲間が待っていました。これからもそうでしょう。きっと社会人になり、会社に入り、仕事仲間の方との人生が待っています。今はその時を楽しみに、やりたいことややるべきことをやって待とうと思います。駅伝が始まる前、期待と不安を感じつつストレッチをする時の気分がします。
以上、長い長い、引退式では語りつくせなかった自分語りでした。他の同期ほど中身のある、為になる話ではありませんでしたがここまでお読みくださり本当にありがとうございました。ではまたお会いしましょう。さようなら。

〇END
  

Posted by 横市大 陸上部 at 17:48Comments(0)後藤”けんすけ”

2018年06月01日

最初で最後、夢と反省。

関東インカレが終わりました。数多くの応援やサポートを本当にありがとうございました。皆さんおつかれさまでした。中長4年の後藤です。
今年は昨年よりも出ている人が多く、後輩や同期の誇らしい姿を観ることができました。本当にこの部活はすごいと感じます。ただ長い年月で見ると発展途上の最中にあるとも思うので、来年以降観るともっとすごいと思えるでしょう。


この度は、マイルで関東インカレ出場という部の目標、そして「関東インカレに出る」という個人的な夢を叶えることができました。
これまで10年間で関わってくださったすべての方に御礼申し上げます。
今まで支えてくださって本当にありがとうございました。


自分は4×400mRの4走として出場させていただきました。
初めてグラウンドから見る関東インカレの光景に思わず涙が出そうでした。とうとう夢が叶うんだ。スタート前流しをしながら一瞬そう思いました。
ここまで長かったです。トラックで地方レベルの大会に出るのは8年ぶりでした。大学に入ってからも怪我をして人に迷惑をかけたり、辛い別れもありました。
それでも、ずっと「観てる人の心を動かしたい」という夢を持っていました。ちなみに父の職業は舞台監督で、まさに感動を創る仕事をしていました。親子で実は同じ夢に向き合っていたのかもしれません。
そしてその夢は今回である程度達成できたのかもしれません。

でもその夢は個人的なものです。自分は恥ずかしながら、リレーメンバーとして、いや陸上部の一員としての役割に対して大きな勘違いをしていました。ここから先はネガティヴな考えかもしれません。ただ必要なネガティヴさだとも感じています。

レースの結果は3′22″03。来年の関東インカレへの出場まで0″03及びませんでした。
自分は、アンカーとしてやってはいけないことをしました。
前を捕まえたいと思い、見境の無い攻めに出ました。200から大失速し、最後に2人刺されてフィニッシュ。ラップは51″8。ワーストラップです。今までに経験したことのないくらい、手も脚も動きませんでした。

本来アンカーに求められる要素は、瞬時に冷静な判断を下すこと、そしてラストに競り負けないことです。感情に任せて走ってはいけません。
きっと自分の特徴とミッションは、「良い意味でローリスクローリターンな走り」でした。
にも関わらず、「観ている人の心を動かしたい」という個人的な思いから見境の無い攻めを試み拙攻に終わりました。アンカーとしては許されぬことです。
終わってから何人かから攻めてよかったと言葉を貰いました。確かに良い部分もあったかもしれません。
それでも「なにビビってんだよ」と言われても守りの走りをすべきでした。その方がチームの役に立てました。

これが自分にとって最初で最後の関東インカレでした。
「晴れ舞台で攻めて出しきった」と美しい思い出のままに振り返ることもできました。でもそれでは駄目です。

今回の最後の関東インカレから学ばなければなりません。4年生で節目の大会を終えるたび、「終わった」という実感はあるのでしょうが、経験を次に繋げなくてはなりません。たとえ陸上をやめても、その意識は仕事や人間関係に活きることでしょう。

自分に「次の関カレ」はありません。だからこれからもっとチームのためにすべきことを考えて、冷静に動かないといけないと感じています。
ここから卒業まで凄いスピードで時間が過ぎていくのではと感じています。来年後輩達が、そして自分自身ももっと輝くために、できることに取り組んでまいります。

この度は多くの応援、サポートを本当にありがとうございました。
長い長い自分語りを大変失礼いたしました。  

Posted by 横市大 陸上部 at 18:53Comments(0)後藤”けんすけ”

2018年04月02日

桜は散ってく。 あなたはどうする?

皆さんこんにちは。

中長距離新4年生の後藤といいます。4年、そう就活生です。
学系は都市、出身は広島市、趣味はスポーツ観戦です。
4月は4年生がブログを書いていきます。よろしくおねがいします。

さて、新入生の皆さん。クラス分けテストお疲れさまでした。そしてご入学おめでとうございます。大学生活ってどんなものだと思いますか?きっと期待と不安を抱かれていることだと思います。今回は皆さんの代表的な疑問に独断と偏見でお答えしていきますね!


〇結局大学生って普段何してるの?
→それを決めれるのが大学生の特権!勉強が面白ければ没頭しても良し、バイトで稼いで海外に行っても良し、部活サークルに明け暮れても良し、仲良くなった友達とつるむ日々も良しです!でもせっかくだからいろんな経験をするのが良いと思いますし、きっとその経験があなたを大きく成長させていくことでしょう。

〇留年の危機とかあるの?
→あります。ただ文系(教養経営都市)の場合、PracticalEnglish(PE)の単位をとれてあとはあたりまえに授業を受けていればそのリスクは下がるでしょう。医学と理系はその限りではないので先輩に聞きましょう。データサイエンスはマジでわかんないですごめんなさい。

〇バイトと部活は両立できるんかな?
→陸上部について言うならバイトしながら部活はできます!週3の集合練習であとは自主練してるので、みんな時間をうまく使ってバイトしてます!ただしブラックバイトには気を付けましょう、そのへんは先輩がアドバイスします☆

〇彼女(彼氏)できる?
→大丈夫、できません‼ そんなことを気にするより、何かに打ち込み一生懸命頑張るあなたのほうがカッコいいです。あと、かけがえの無い仲間はなんぼでもできます!

〇陸上部の規模とか設備とかどんな感じ?
→正直に言うとそんなに規模は大きくはないし設備もベーシックなほうです。普段の運営も学生だけで行われています。休日は競技場へ出向いて練習しています。そして、限られた状況の中でいかに効率的に練習するか、どんなチームをつくるか、それを学生で考えてやることはおもしろいですし大きなやりがいになっています。


だいたいこんなところだろうと思います。他にいろいろ聞きたいって人はぜひぜひ先輩たちになんでも聞いてください。説明会もお昼にやります(情報はTwitterから)。見学もいつでも歓迎します。


〇最後に
新入生の皆さんは私達先輩に確実に勝るものを持ってます。
卒業までの4年間という時間です。どう使うかはあなた次第です。
その4年であなたが選んだ道、経験、考え感じたこと、流す汗や血(?)や涙、感情、ひとつひとつがあなたという人間をつくりあげていきます。そんなひとつひとつの出逢いにワクワクしてみてはいかがでしょうか。

さて、私もそろそろ新しい出会いを見つけに行きますね。就職活動、これから何十年と共にする仕事に出逢ってきます。
では、以上で失礼します。長文駄文失礼しました。  

Posted by 横市大 陸上部 at 16:06Comments(0)後藤”けんすけ”

2018年01月03日

“ I am the captain of my soul ”

みなさん、あけましておめでとうございます。今年もみなさんにとって楽しくて実りがあるいい一年になることをお祈り申し上げます。3年中長距離の後藤です。

さて、今自分は帰省の為、地元の広島に向かう飛行機の中でこの文章を書いています(1月1日現在)。その道すがら(空すがら?)、千葉神奈川静岡…とみんなの地元を眼下に見下ろしながら、このどこかに陸上部の仲間がいるんだなぁ、元気にしてるかな、夜景綺麗だなぁ、と感じていたりしていました。いつも八景で一緒に練習している人達が帰省で全国に散らばっているのを空から見てるようで不思議な気分でした。

その中でもひときわ綺麗だったのが今住んでる横浜でした。網目状に張り巡らされた街の灯りが煌々と輝いているのを見ると、この景色の一部と化して日常生活を送っているってなんだか凄いこと、ありがたいことなんじゃないかな、と感じました。今年もそんな姿勢でより謙虚に素直に、新しい景色に沢山出会えるよう努めます。なんだか感慨深く、そういうことを感じられるのもありがたいことだなと感じたのでこんなことを書いてみました。

フライトも終盤に差し掛かり、松山が見え始めました。春から中国四国出身の部員も増えるといいなとか感じつつ今月のお題である、今年の目標を述べます。

「就活と陸上を両立して納得して大学生活を終わる」

最高に間が悪いのですが、結局ここからは空港からのバスで書いています。

今年はものすごく忙しくなることが考えられます。なぜなら就活があり、陸上をしっかりやれるのも最後の年度です。その他で免許を取ったり卒論を書いたりバイトをしたり、大学生なので適度に遊んだりとかもすると思うからです。

忙しいとはいえ、就活も人生に大きく関わることで、陸上も納得して終わることができるかというのは自分にとってはものすごく大切なことです。
どちらも、自信を持って臨めるように準備をして、効率よく持ってるポテンシャルを発揮したいです。やるかやらないか、とにかくやります。動きます。
そして、今年も様々な方のお世話になります。就活も陸上も1人では絶対できません。素直に人と助け合って関わり合ってこの1年間やれたらなと思います。


陸上の具体的な目標は、
〇マイルと個人種目で関東インカレに出て、関甲信と26大の決勝を走る

これに尽きます。これは自分にとってはきちんとあたりまえの練習を課題解決意識を持ってあたりまえに継続できれば達成できる目標なはずです。精進してまいります。



そしてまずは我々中長距離にとって大事な舞台があります。
1月13日土曜日は国公立26大学駅伝です。

この日は受験生の皆さんにとってはセンター試験の日ですね。
駅伝も受験も、冷静かつあきらめない心を貫いて、その時点でできるベストを尽くすことが大事だと自分は思います。要するにベストを尽くしてくださいということです。

受験生の方は頑張ってください。我々も持てる力を出し切って頑張ります。

広島の実家につきました。数日のあいだ、駅伝に備えて地元をjogしてメンタルを充電します。


そんな感じで、あれからちょいちょい直したりして投稿は遅くなりましたが今回はリラックスして帰省の旅路に沿って思いつくままに書いてしまいました。結局は何を伝えたかったのかが少しわかりづらかったかなと反省しています。

大学生活も平成と呼ばれる時代も最後の年になりましたが、今年も一つ一つのことに対して素直に真剣に取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。皆さんにとっても良い一年になることを願います。では。

※タイトルはWilliam Ernest Henley氏の詩、“invictus”より引用しました。  

Posted by 横市大 陸上部 at 20:07Comments(0)後藤”けんすけ”

2017年12月25日

出会いと さよならとが 決意(おもい)を強くさせた

昨日の天皇誕生日は夕方からサンタの格好でバイトしてました。そして今日はクリスマスイブですね。皆さんどのようにお過ごしでしょうか?自分はさっきjogしてきました。んで一人で鍋を食べ終え、今このブログを書いています。3年中長距離の後藤と申します。

後輩たちのブログを読んでて、そういえばそう感じる年もあったなと思ったり、彼ら彼女らの考えに感銘を受けたりもしています。自分が一二年の頃はほんっとに自分のことしか考えてなかったので凄い後輩たちだなと思ってます。

さて、自分も例にもれず今年について振り返ります。やっぱり自分のことしか書いてなくて申し訳ないという点を先にお断りしておきます。


悪いことと良いことの二つがいえます。悪いことは陸上のモチベーションが確実に落ちたこと、良いことは様々な経験をして視野がひとつ広くなったと感じられることです。



先ず悪いことから終わらせましょうか。陸上のモチベーションが落ちた、

これは2017年2月5日の神奈川マラソンを境として起きました。
この日は足が痛み、途中棄権を余儀なくされました。2週間前に受けた、固定具を外す手術の影響でした。この時自分は2016年8月の骨折を取り戻そうと、できる限りのことをやっていました。

でもそれまで気を張っていたものがプツンと音を立てて切れました。
それから数か月にわたり、陸上が自分の中で「一番大事なもの」ではなくなってた気がします。春の時点で辞めるかどうかも迷いましたし、9年間で最もモチベーションが低かったです。

だからそれを裏付けるように個人種目の半分以上は不完全燃焼でした。
今年のトラックレースを終えてこう思いました。





ああ、自分も怪我に負けたんだな。





この不完全燃焼は上昇志向のチームに対してすごく失礼な事です。
勿論自分の出来不出来はチームに関係なく、自分がいなくても世界もチームも回りますし、骨折時から今にかけてまさにそうです。

でも、チームの力になろうと思えば真摯な姿勢を貫けば良いことだし、自分は確実にそうするべきでした。

長くなるので来年どうするかはまたそのテーマの時に書かせてもらいます。





次、良いこといきます。
今年は本当に国内外いろんな場所へ行き、いろんな人に出逢い別れました。この経験はすごく貴重なことで、自分は恵まれていると感じました。
特に、自分の弱さを懲りずに何度も教えてくれたチームメイトには感謝しています。そのひとつひとつの出来事に対して素直に向き合って前に進めているといいなと思いました。

競技面では、個人種目が悲惨ながらもマイルに救われました。

個人種目でエンストしまくってる奴がウチのアンカーやってたのかよとみなさんお思いかもしれません。でもマイルだけはフルスロットルで走ることができたので安心してください。
皆が待ってる、一人じゃないと思いました。簡単なレースなんてひとつもありませんでしたが、横市を―この素晴らしい最高のチームを―背負っていているということを最後まで忘れなかったので、懸命に走りきることができました。

だから最後にはきちんと陸上をやっててよかったと思えました。関カレを決めた時は大学生活最高の瞬間でした。きちんとチームの一員として責任をもって役割を果たすことができました。

これからも、ランナーとして、チームの一員として、いろんな場所で出会いを糧に成長して、人の役に立てるといいなと思います。

今年1年間のすべてに、ありがとうございました。

長々とつまらぬ自分の話を失礼しました。それでは年の瀬ということでお忙しいとは存じますが、お体にはお気をつけてよいお年をお迎えください。

  

Posted by 横市大 陸上部 at 01:02Comments(0)後藤”けんすけ”

2017年05月01日

出逢い

ウチの和馬がまーた意味不明な紹介をしてくれやがりました、中長距離3年の後藤健介と申します。

今年度初投稿ですのでもう少し自己紹介を。出身は広島県広島市です。8月6日は忘れない。小4の授業でお好み焼きの焼き方を会得済み。野球もサッカーも横浜に魂を売るなんてないない。得意なチーズケーキを作るときは必ず広島県産レモンを搾って入れてる、広島県産男子です。あ、親の故郷である宮崎の血が混じってたりもします。

陸上歴は中学から始めて9年目です。専門は1500。大学から800やマイルにも挑戦させてもらっていますが、一番好きなのは1500です。あと2014年に県高校駅伝で50年ぶりの2位を勝ち取ったことが今でもちょっとした誇りだったりします。
ちなみに高校の名前は「広島皆実」と書いて「ひろしまみなみ」と読みます。県外に出るや「かいじつ」と読まれるのが皆実生のお約束です。覚えてやってく…れなくてもまあいいですけど。だいたいこういう人間です。よくわかりませんね。



本当はまた前回のスウェーデン/ラトビア旅行記みたいに楽しい話を書きたいんですけどね。残念ながらこのブログはそんなに回って来ませんので、タイトル通りほんとに書きたい真面目くさい話を書きます。ごめんなさいね。ちなみにスウェーデンのあと行ったラトビアも最高でした。街はオシャレ、酒は美味い!(スウェーデン編については前回をご参照ください)


あ、先に言っておくとここは「人生が辛くなったら見るサイト」とかじゃないですからね。ここ、陸上部のブログです。一部員の主観的な意見です。 
だから参考にしてくれてもいいですし、「読まなきゃよかった」と思いつつウインドウを閉じていただいても構いません。





はい、「出逢い」。春にぴったりなこのテーマです。特に近年はSNSの普及によって、春の出会いと別れっつうものはひと昔前よりは軽い要素と見られつつある様に感じます。卒業された先輩方や高校の友達ともまだなんぼでも繋がれますし、新入生とSNSから連絡をとって練習に呼ぶという手も。今は指先一つで出会えるし、別れるかどうかも自由自在なんですね。それはそれで別に良いことなのかなとも考えます。そういう時代なのでしょう。





でも、今回お話したいのはそういうことではないんです。





自分が言いたい「出逢い」っていうのは、親友とか何でも話せる大事な人ができてそれによって自分が変わるとか、逆に「別れ」もあって、そういう大事な人にもう会えなくなるとかそういう話です。




自分は2年生の間、体を壊したり怪我をしたり、いろんな事で悩み落ち込み、酷い有様でした。実はここのブログを読んでくれていた祖父母従姉妹一家や、入ってくれた新1年のみんなには物凄く言いたくないんですけど、皆が今見てる自分は半年前の自分とはまったくの別人です。




なぜ今は別人か、なぜ自分は変われたのか。




それは親友やゼミ仲間、陸上部の後輩など、いろんな人に出逢ってこれたからです。





いろんな人と出逢って話をして、いろんなモノを吸収し、練って考えて、そういうことを通して少しずつ新しい自分を創って変わることができました。



具体的には、もう少し自分を大切にして弱い部分を許して受け入れられるようになりました。
弱さも含めてこれが正真正銘本当の自分ですって、等身大の自分で闘っていけばいい。今はそういう考えでいます。だから今の自分は前ほどギスギスせずいくらか余裕があって穏やかに見えてるのではと感じています。




そして今年も、更にいろんな人と出逢っていろんな話をしたいです。これからもまだまだ自分は変わっていきます。









そして対の存在、別れもある。
あなたは、身近な人にもう会えなくなるということを想像したことはありますか?



もちろんそんなことはないのが理想です。しかしそれは必ずあること。



いきなり残酷なことを言うのもなんですが、人間は必ずいつか辛い別れというものに向き合わなくてはなりません。




だからこそ、それだけ出逢いを大切にしてください。誰でもいいのでもう少し自分のことを話してみてください。そしたら相手の話も聞いてあげてください。
それから感謝の気持ちを伝えてください。





そうやって人と関わることを続けていれば必ず人間は変わります。そしてどういうカタチであれ別れが来ても、自分の心の中に別れた人は居続けるでしょう。その人から引き継いだ意志は、必ずいつか自分を助けてくれます。





冒頭で述べた自分の名前、「健」は二代前から受け継いでいる字で、「介」には「人と助け合って生きてほしい」という願いがあると教えられました。




人と助け合って生きていくには、まず人と出逢わなければなりません。だから自分はこの恵まれた出逢いを大切にします。




もちろん陸上だって大切な出逢いの一つです。陸上をしていなかったら、陸上を通して創り上げた自分でなければ、今まわりにいる人とは出逢っていません。


ポイント練習とレースのあとでトラックに一礼をしているのは、そういう気持ちを忘れないためです。


特に「1500m」。壁に当たったときは何度もこの競技に光をもらいました。この種目にカタチがあるなら何度ありがとうと言って抱きしめたことでしょう。そんな感じです。そのくらい好きです。この種目が。




ということで、今のところ自分は駅伝まで陸上を頑張るつもりです。折角出逢った陸上を最後まで大事に無茶せずやりきりたいです。今は不調ですが、調子を上げることをきちんと長いスパンで考えています。9年目のチカラを見せてやります。







最後に、陸上部に入るか迷っているあなたへ、



ここにはひょっとしたらあなたの人生を変える「出逢い」があるかもしれません。
自分自身、大学から陸上を始めた、かなりソリの合わない先輩に多くのことを学びました。
数ある「陸上部」という存在のなかでも面白い集団です。俺らは。



上の「ここには~しれません」だけ見ると胡散臭い出会い系サイトの宣伝文句にしか見えませんが、まあ気長に待ってます。歓迎するけえね。









長くなってごめんなさい。誰に回そうかな?あまりにもしんみりモードな話を書いてしまったので、ちょっと読んでて楽しくなるような文章がいいですよね?


というわけで次の人!彼女曰く「最近ツッコミという技を覚えつつある」らしいので、持ち前のボケと合わせてうまく炸裂させてもらいましょうかね。彼女の書いたまとめ記事は必見です。あんま読んだことないけど。


最後に、せっかくなのでスウェーデンとラトビアの景色でも載せておきます。一つ目は魔女宅のモデルになった街、あのストックホルムですよ。







  

Posted by 横市大 陸上部 at 15:44Comments(0)後藤”けんすけ”

2017年02月13日

氷点下の気温にはもう慣れました。

こんにちは、そしてまずは八王子駅伝お疲れ様でした。応援に来てくださったOBさん方や短距離の人達、ありがとうございます。女子は準優勝と聞いて驚きました。どんどんレベルが上がってて、男子も負けていられないですね。といいつつも今スウェーデンのウプサラという街にいます、2年中長距離の後藤です。なんで八王子にいなかったんだよと思われる人もいらっしゃるかもしれません。大瑚に「いなくて残念」と社交辞令をいただきましたが実は、ゼミの研修で初めて北欧に来ています。ていうか人生で初めて外国に来ています。そのため今回はお休みさせていただきました。


一昨日は自然体験の日で、凍った湖でスケートをしたりしていました。雄大な銀世界の中で全力疾走とかもしました。大自然の中で精一杯体を動かせて死ぬほど楽しかったです。昨日はストックホルムで観光していて、魔女宅のモデルとなったおしゃれな町にいました。
もちろんそれだけじゃないです。一昨日はヨーロッパでも随一のコンサルタント会社を訪れて、ワークショップのプログラムに参加してました。地区開発のアイディアをスウェーデンの院生の方と横市の人間とで作ってました。今日の午前(現地時間)にコンペ形式でプレゼンします。これ、勝ち進めば実際の地区開発で採用するんだそうですよ。凄い話ですよね。そして自分はまともにプレゼンできるのか不安です。今午前1時半(現地時間)を回りました。絶賛夜更かしして準備してます。お供にレッドブル(現地サイズ)で乗りきっています。まあ、いい機会なのでできることをしっかりやります。
宿は食事は出なくてキッチンがあるだけなので、スーパーで食材を買ってきて簡単ながら料理をしたりしてます。ゼミのメンバーで共同生活はそういえば初めてです。朝はおしゃれな教会や川(凍ってる)の周りをゆったりとjogしたりです。
何度か「後藤初海外だしなんか調子崩しそう」と言われましたが、日本にいる時よりはイキイキしていますのでご安心を。いろんな発見や、その国の良いところに触れたりして楽しんでます。自分が海外に行くのが初めてなだけなので,みなさんは何をいまさらって思われるかも知れませんね。ていうか普通にスウェーデンに住みたい。社員の生活をきちんと大切にできる企業で働いて、毎朝走って週末は心ゆくまでウィンタースポーツとかのんびりゆったりしたい。さすがは福祉大国、さっきのコンサルタント会社のくだりでも、社員さんが赤ちゃんを連れてきてたり、キッズを迎えにいくからとふつーに早退したりって感じです。仕事をするために生きているのではなく、生きる中のアクティビティの一つという感じで仕事をしてるのかな、と感じました。いろいろとぎちぎちで詰みかけている日本とは大違いです。
勉強の内容に関してです。自分たちのゼミは地球環境に関する問題や取り組みを扱っています。グループでのリサーチをしていて、自分のグループのプレゼンは一昨日二回目をやったんですが、「一回目よりかなり進歩していたよ」と言われて素直に嬉しかったです。準備のため部活を中途半端にしたことは本当に申し訳なく感じていますが、変更点多数で五里霧中で悩みまくり、果ては深夜までゼミ室に残ったりしてやったかいがありました。とはいえ、完成度はかなり低いので、自分たちの未熟さもがっつり感じています。まだまだ頑張らないと。


さて、今は全員でブログを書いてます!それもあって、今年1年間を軽く振り返ってみたいとは思いました。でも今の話の方がおもしろいっていうか個人的には死ぬほどイキイキしてたので陸上の話そっちのけで長々と書いてしまいました。ごめんなさい。
今年度1年間の競技に関しては、長距離のチームとしてかなり練習などの内容が進歩してて、みんなのレースの結果にも表れてきてると感じます。この調子なら、駅伝も来年は絶対さらに順位を上げることができます。トラックシーズンでみんなさらに手応えをつかめるようになるにはこれから重要な時期です。チーム一丸となって頑張っていきます。


スウェーデンにはバレンタインの日までいて、そこからまた何日かラトビアの首都リガで研修が続きます。二月終わりごろのオフ期間には帰国します。今のところ日本に帰りたくないってめっちゃ思ってますが、果たして後藤にホームシックは訪れるのか、それはまたいつかの話で乞うご期待。
では。  

Posted by 横市大 陸上部 at 09:57Comments(0)後藤”けんすけ”

2016年10月18日

土砂降りのスタートライン。必ずそこに戻って雨を止ませる。

 昨日、数日ぶりの陽気に包まれた川崎大師にて。おみくじを引いて真っ先に「勝負」の欄に目をやりました。
 
 「骨折りて後勝なり」。

 怪我をした身にとってはあまりにもタイムリーなお告げで笑ってしまいました。神様は見てるなあ、と。
 
2年中長距離の後藤です。 ブログの更新は今年度初です。種目はマイル~ 5000m 、ハーフマラソン、3000mscです。特技は、どんな土砂降りでも、自分がレースでスタートラインに立つと必ず雨を止ませます。そして雨が止むと会心の走りをします。馬鹿みたいな話ですがまぐれでも何でもこれは本当なんです。自己紹介でした。ご指名いただいたみささんは何度もいろんな相談に乗っていただき、今の自分にとってかけがえのない先輩の一人です。野球話でも盛り上がりましたね。言われた通り書きたいことは大量にありますが、ご興味がございましたら、最後までどうぞよろしくお付き合い願います。

 まずはこのブログを読んでくださっている皆さん、菅平での合宿、山梨での関甲信、熊谷での全日本インカレ、相模原での関東新人、平塚での26大戦と、遠方まで足を運んでくださったり、SNS越しに見守っていただいたりと、多くのサポートをありがとうございました。少しずつ手ごたえを感じたり、力不足を感じたり、1人1人、それぞれ得るものがありました。来シーズン、駅伝に向けて、「神ってる」チームになるべく精進していきます!

 そして少し前になりますが、幹部交代が行われて、自分たち2年が部活を引っ張る立場となりました。人数が多くてしかも十人十色な世代ですが、1人1人に、その人だからこそ果たせる役割があるはずです。自分のやるべきことを明確に果たし、(先輩や後輩たちの力も借りつつ‼)12人で支えあって部活を引っ張っていきます。一年間よろしくお願いします…って自分は主将でもなんでもないのに下手にしゃしゃってしまいました(笑)

 個人的な話題としてひとつ報告することがあります。少し前にちょっとした怪我をしまして、暫く試合に出ることがかないませんでした。しかし、良い医師や治療院の先生に診ていただき、また部やゼミ、家族など周りの様々な方のおかげで、かなり早く回復して先日完治いたしました。lineをくださったり、見舞いに来てくださったりして本当に助けられました。今は走力の回復を図っているところです。
 しかし、急に走り出すと様々な弊害が出てしまいます。よって、手を変え品を変え取り組んでいます。年内の試合で完全に調子を取り戻せるかはわかりません。
 でも心配はしてません。だって「骨折りて後勝なり」。ならあとは勝つしかないですね!

 特に今年一番印象に残ったレースは26大の男子1500m決勝。自分はスタンドから、土砂降りのスタートラインを見ていました。食い入るようにこの眼に焼き付けてきました。必ずそこに戻る。物凄い土砂降りでした。だからこの脚で快晴に変えてみせます。

 そして何より大切なこととして、この数か月、助けられて、感謝することばかりでした。だからこれからは、逆に少しづつ周りをきちんと見て人の力になれるようにします。以上、報告でした。


 …ここでティーンエイジャー最後の夏休みの思い出でも振り返ればいいのでしょうが、野球観戦以外どこにも行ってないし、大学生のくせに「君の名は。」さえ観ていないので特にないですかね。あ、富士山登ったわ。絶景を前に、陸部とゼミのOBであるたいしょうさんと二人で高山病になっていました。
 まあそんなところです。そんなところで次の人に回します。誰にしようかなー♪ではまたお会いしましょう。大先輩の次で拙い文章でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。  

Posted by 横市大 陸上部 at 01:02Comments(0)後藤”けんすけ”

2016年03月21日

やると決めたこと、得意なこと、やるべきこと。

時計と相談しつつもういいかな…と湯船から上がり服とウィンブレを着てさっき脱衣所から出ました。
寝ころべる休憩コーナーにごろんと横たわり、りさこさんからLINEとははて何じゃろうかとケータイを見ます。横ではカップルがどうでもいいやりとりをしています。それに対して若干イラつきつつ今このブログを書いている次第です。

最近スーパー銭湯で疲れを「浮かせる」ということを覚えました。「取れる」わけではないんです。体に浸透した疲れが浮き出るという感じでしょうか。翌日は浮いた疲れを感じますが翌々日以降はスッキリします。
昨日今日と東大競技会でレースを走りました。来週は春季オープンがありますから疲れを残すわけにはいかないのです。今日のうちに疲れが体に「浸透」しきらないように、明日の朝6時からバイトがあるにも関わらずスーパー銭湯にやって来ました。


え?朝バイトあるのになんで今ブログ書いてんのかって?だって楽しいじゃんブログ書くの…
陸部の皆さんのブログを読むのが凄く楽しみなんです。だから自分も早く回したいですから!


隣のカップルがわりかしきったねえ話を始めました。最近の若い人々って恐ろしいですね。今ブランケット俺の方にぼすっと投げてどっか行きましたよ。いやもうすこぶる恐ろしいですねほんっとうに。

… 以上です。たいしてオチはありません。それもまた恐ろしいですね。まあこんなダラッダラした、まさに駄文ですが最後までおつきあいください。


先にさらっと触れましたが東大競技会で、昨日は800を刺激と力試しを兼ねて、今日は1500を本命で走ってきました。
結果は、800では2分を切ってまさかの1分台ランナーになりました。いけそうな感じがしますが思うよりも辛いのがこの種目。去年からやってる交換ノートや距離踏み、合宿でのスピード練が結果に表れました。チームの皆さんに感謝です。また、展開も簡単でかなり恵まれた状況で走らせていただきました。

今日の1500。こちらは自分の力も位置取りなどの展開も思うようにはいかず、本来狙ってた種目で狙ったタイムを出せませんでした。それでもどうにか足掻いて自己ベストと学内新記録、関東新人の標準突破だけはもぎ取ってきました。しかしやっぱり狙っていた3分台が出ず悔しいです。



…思えば一年前、皆さんに初めて会った人はほとんど自分の太い脚を見て短距離?と問うてくださいました。自分は脚の筋肉がしっかり付いているので800の方が向いているのではないか、ともう何回も何回も何回もそれは何回も言われてきました。高校の時から言われてきましたし自覚は中学の時からありましたよ。それでも800はあまり走りませんでした。今回走ったのも練習の意味合いが強いです。


でも、中学の時は3000mで8分台を出すと言い、結局9分20秒しか出せず、8分台はやっとこさ高3の秋に出しました。
高校に入ってからは5000mで14分台を出すと言い、まだ15分30秒止まりです。どうです?なかなかの有限不実行ぶりですよね。

それに対してタイムが出ないからと記録を追うのをやめて800に転向するのは人によってはありかも知れませんね。
でも、自分は自分で立てた目標を達成もしていないのに、自ら逃げるのは違う、そう考えます。今のまま800をメインにしたところで5000を走れない弱い自分はそのままです。弱いままやったってそのうち800だって詰むでしょう。 あくまで自分の考えですが。

しかし、今自分が走っているのは自分の力だけではないのも事実です。中学の時に市の大会で種目に1500が無かった為に出た800で優勝した時。親には思い切った走りで感動した、と言われて素直に嬉しかったです。ちなみにその時は県大会の決勝まで進んで6位になれました。3000はというと市では優勝しても県では予選落ちという酷い結果でした。予選のあと、誰もいないところで泣きました。自分はやると決めたことがやりきれなかったんだと。


それからも、高校でも、大学でも、いろんな人の支えのおかげで走っています。でも、会心の走りでいい走りだったと言っていただいたレースに、5000mは1回しかなかったと思います。1500mや、駅伝の3キロの方が多かったりします。
感謝の思いで走る。それがあまり長距離でできませんでした。

それなら自分の明らかに得意な中距離を走る方がより多くのものを残せるのではないか、そう考えたこともあります。多くのものを残せるって何言ってんだって感じかもしれませんが。

もちろん、合わないことを理由に種目や競技を転向するアスリートは沢山いますし、それで上手くいった人は沢山います。その人々を否定するわけでもないです。

今回もレースの前後で800向いてると言っていただき、それはうれしかったのですが、自分はどうすべきなのか、それを今、悩みかけてしまうことがよくあります。

悩むのは人生の道の一つとして成り立ちます。しかし、いつまでもうだうだ迷ってしまうのはよくありません。やっぱりやると決めたら時間がかかろうがカッコ悪かろうがやりきるのが男です。

自分はずっとやっていた1500m、5000mや、去年自分の意志で始めた3000mscがやりたいです。
だからそれらをしっかりメインでやります。そんなに重く考えすぎずにやります。

800は、対校戦などで条件的に機会がもしもあればまた走らせていただくかもしれません。対校戦など、部に貢献できる時は貢献させていただきたいです。こちらもそんなに重く考えすぎずに。対校戦で貢献できるほど力が及べばですが…いや及ばせます。


悩みつつ書いてる間に銭湯閉まっちゃいました。おまけにブログを読むのが楽しみだっつっといて少し重めな文章書いちまいましたね笑
次は真剣な内容ではなく楽しめな文章を書きたいです!


やっぱり疲れたのかも知れませんね。今帰りました。早く寝なくては。自分は今そうではないですが、案外後ろ向き思考への処方箋って「早よ寝ろ」だったりします。ガチです。自分はこれでは3時間しか寝られませんね。折角銭湯に行ったのに…いや間違いなく今ブログ書いてるからですよね笑

明日、いや今日は朝6:00から某コンビニでバイトです。ぐっちさん、朝活って思ったよりキツイですよ… その後練習で、夕方から某スーパーの惣菜でバイトです。
惣菜の方は余り物がバイト達の為に残されているのですが、牡蠣フライが気に入ってます。なるだけ衣を落として鉄分補給してます。

次のバイト、違うわ、次のブログは牡蠣とデビュー10周年を迎えたいきものがかりをこよなく愛されているみささんにお願いします。就活に支障がない程度にお願いします。

では、おやすみなさい。

…え?春休みの思い出?おやすみなさい。  

Posted by 横市大 陸上部 at 02:13Comments(0)後藤”けんすけ”

2016年01月07日

壮大な物語の先に

 それは高校時代のある日のこと。自分は親友にこの台詞を投げかけられました。

 「まあやっぱ世の中に変人っておるんじゃけどさ、そん中でもみんなに好かれる変人っておるよね」

 もう何度目でしょうか、変人との紹介にあずかりました、1年中長の後藤です。

 高校時代は変人なことを気にして性格が凄く重くなった時期がありました。そこで先述した詞をもらい、己の中の変人観が変わった気がします。もちろん今は全くそんなことはないですし、なにより友人や陸上部の仲間のおかげで共に楽しく生きております。ありがとうございます。(別に高校時代が黒歴史だったって話じゃないですよ‼)人間って大概どっかがおかしいんです。肩の力を抜いていきましょうよ。

 冬休みが終わりますねー。自分の帰省は寄り道したせいもあって、広島の実家には2日しかいられませんでした。それでも、地元の風景や周囲で飛び交うネイティブの広島弁に違和感が無くてほっとしました。
 でも自分の中で変わったことはあって、見慣れた景色の中を歩いたりjogする時に感じる距離感がえらく近くなっていました。関東は広いですからね...この8か月で新しい場所に沢山行きました。視線も自然と遠くを見るようになっていて、人ってこんなところも変わっていくんだな...って強く感じました。
 高校の恩師に頂いた詞でこんなのがあります。

「今を輝かすことで、ふるさとは一層輝く」

 人ですから、変わって当然です。時に故郷の見え方も離れてみて変わったりするでしょう。しかしながら、家族や友人、恩師から頂いた詞や記憶は変わらずあり続けることを望むばかりです。決してホームシックとかではありません。今自分を突き動かすものの中に、さっき挙げた人々に教えてもらったことってたくさん残っています。それらも今に込めて人生を紡いでいきますということです。


 
 さて、今年は2年生になって、ゼミに入ります。自分は海外に行ったことが無いので、いろんなことを学びに、感じに行きたいです。その前に希望のゼミに入れるかですけどね。弛むことなく励みます。
 陸上も、関カレを現実的に視野に入れて伸びていきます。何より、対校戦で空欄続きだった男子の美しき得点表にツメ跡をガンガン残していきます。なんにせよ、ワクワクする1年にするしかないですね‼
 あ、年越し早々に神社で御神籤を引いたら大吉でした。自分は御神籤とか風水ってけっこう当たるんです。掃除をしたらいいことがあったり、恋御籤で「」を引いてそのあと彼女ができる気配もなかったり...。神様は見てるんでしょうね。そう思って頑張ります。

 さて、そろそろセンター試験です。このブログを読んでいる高3と浪人生の皆さん、今不安じゃない人なんかほぼいません。とにかくこの1分1秒を使って、その時その時でできる自分のベストを尽くしてください。何かあってもすぐ冷静に気持ちを切り替えて闘いぬいてください。
春から一緒に走れることを楽しみにしています!

 そのセンター試験と同じ日に国公立25大学駅伝があります。この駅伝は自校の襷を使用するとのことです。高校時代は何度も駅伝を走らせてもらいましたが、主催者が用意した襷を使ったり、それを使いまわしたりで、学校独自の襷は見たことがありません。箱根駅伝では色とりどりの襷が運ばれていましたが、自分たちも「横市の襷」を繋げることにとてもワクワクしています。しっかり準備して臨みます。
 駅伝に関わるということはその人の中にかけがえの無いドラマがあります。襷を繋ぐ人、苦渋の決断の末襷を任せる人、タイムを計る人、マッサージをする人、声を枯らして叫び続ける人、号砲の引き金を引く人、選手を誘導する人、お弁当を作る人、報道する人、注目を浴びる人、注目を浴びることのない人、優勝を懸けて、目標順位を懸けて、出場を懸けて、安全な進行を祈って...
 不思議ですよね。輪っかになった布きれ1枚をゴールまで運ぶ。こんなシンプルなことがこんなにも奥の深いだなんて。やってる人を、見てる人をも泣かせるなんて。駅伝というものに出逢えて自分は心から幸せです。

 さて、そろそろ次の人に襷を繋ぎましょう。箱根駅伝なんかは驚異的な距離を繋いでいきますけどね、自分はなんと海を飛び超えてまで繋いじゃいますよ!

あつしさあああああああああんっ!!!!!お願いします!  

Posted by 横市大 陸上部 at 20:55Comments(0)後藤”けんすけ”

2015年10月22日

強さを手にするより

この冬駅伝で大活躍します、1年長距離の後藤です。

25大が終わりました。応援に来てくださったみなさん、ありがとうございます。
という訳で4月からの競技生活をざっと振り返ってみました、夏は走り込みました。100分jogを取り入れたりペース走の距離を増やしました。そして関甲信の3000mscで膝を破壊しました。復活してからも調子がまるで上がらず、25大は貧血と疲労にやられ、水濠に撃沈しました…なんともパッとしない半年だな…と感じます。
と同時に自分の脆弱さが露呈してしまっています。

貧血だ膝だと、よく考えたら、いや考えなくとも長距離ランナーの天敵としては有名です。それらにまんまとやられるというのはやはり脆弱です。更に痛い言葉で言います。弱いです。

確かに夏に走り込みはしましたが、むしろ足りないくらいです。あくまで自分の中の理想ですが、3年になる頃には30km走なんかも練習でできるようになりたいと考えてます。

その為にも練習は勿論、日頃のケアや食事などから陸上に対して更に真剣に考えます。

箱根を目指す有名大学の様な充実した体制はウチにはないです。でも考えて工夫して日々闘っていきます。そうやって弱さを越えていきます。むしろピンチをチャンスにしていきます。

たしかに今シーズンは失敗続きでした。が、「何度転んでも力強く立ち上がって前に進むことに人生の栄光がある。」この詞は完全にある人の受け売りなのですが、このことを大切にしてこれからの自分を変えていきます。

自分の話ばかりしてしまいました。悪い癖ですね。伸びしろです。
この半年、陸上部にいて、陸上部のいろんな人の、陸上部や陸上に対する思いを感じました。皆優しくて仲が良いです。しかしながら皆いろんなことをしっかり考えていて、その摩擦でまとまらないということもありましたが、本来の思いは同じ筈です。

皆で強くなりたい。

そんな陸上部が大好きです。

だから、横市に確かな誇りを持ってこの冬駅伝で大活躍します。そのためにもあきらめずにまた前に進み続けます。

そして次のブログは!
そんな陸上部を今月からTwitterで発信してくれているきむたん!
に襷を繋ぎたいと思います!  

Posted by 横市大 陸上部 at 22:35Comments(0)後藤”けんすけ”

2015年07月05日

現状打破

こんばんは、1年の後藤です。
いつも指名制で今回はほのかでしたが、いったんここからは本日行われた13大対校選手権の感想などを部員が書いていきます。

今回自分は1500mに出場させていただきました。5000mでDNS(棄権)になっていましたが、1500mとの競技時間が近すぎる為回避しました。怪我ではありません。

結果はシーズンベスト近くの記録で8位以内に入り得点でも少し貢献することができました。が、喜べません。正直自分の中では50点くらいです。5月からコンスタントに記録を縮めて先週の広島県選手権でも13大に向けて弾みとなるレースをしていたのですが、進歩が止まっていて中途半端な感じに終わりました。中途半端はやっぱり良くないです。
なにより感じたのが力不足です。この大会あたりまでは1500中心で進む予定でした。ここからはいったん力をじっくり積み上げて長い距離を走るための力をつけます。

8月31日までに合計5000分間jogします。だいたい1km5分でjogしているので1000kmです。ちなみに関甲信が8月にありますがしっかりと調整はしません。追い込みを優先します。この機会にいったん自分を磨き直します。


とまあ自分のことばかり書いてしまいましたが、今回の大会はチームメイトの皆さんの活躍を見られてみんな強いな...と感じました。また、マネさん方がミサンガを全員に作ってくださったり、みんなで補助員をかわって働いたり、しゅんたろうときむたんと協力してテント運んだり...(腰にきてます...(笑))みんなで戦えたと思います。女子が総合入賞したので皆で戦えたというのは本当のことだと思います。ただ総合入賞しなかった男子としては悔しいので来年はもっと点を取ります。応援してくださった皆さん、本当にありがとうございます‼  

Posted by 横市大 陸上部 at 23:36Comments(0)後藤”けんすけ”

2015年05月06日

自己紹介です

こんにちは。後藤健介といいます。広島県の広島皆実高校から来ました。


・・・?


広島・・・・皆実?



ひろしま・・・・えっと・・・・・かいじつ?





ブッブー!

せいかいは「ひろしまみなみ」です!!!半分以上の方が絶賛読み間違え中でございます(笑)


改めて、後藤といいます。広島生まれの広島育ちです。広島弁が抜ける気がせんのんじゃけどねー(´_ゝ`)(←これが広島弁です)

新生活も始まり、友達作りに難航しております。うーんコミュ障・・・(泣)そんななか、陸上部に安住しすぎて「部室に住んでる」と言われました。(※1年生です)
なかなか不器用なタチで、思ったことが瞬時に顔に反映される仕様です。逆に笑ってる時は本当に楽しい時なので安心してください。
でもせっかく関東へ進出したし(地方民の見解)、いろんなところへ行ったりして忙しいです!忙しすぎて、昼飯を食ってるメンバーに先日「補欠」と称されちまいました。(;・∀・)一癖も二癖もある人間です(汗)

さて、先日記録会で、1500を走りまして、それが大学デビュー戦でした。正直言って本調子からかけ離れたレースでした。
でも、一度先頭を引っ張った時があって、その時「すごく楽しい!」と感じました。また陸上ができて、本当に幸せだなと思いました。

なので!大学でのテーマとして

本気で楽しみきる

これを一番に考えてやっていきます。楽しむって人生のコツです。


先日、部内で広島風お好み焼きパーティーなるものを開催いたしました。ネギと間違えて自信満々にニラを買うというハプニングもありました。某先輩のプロフィール写真になっております。皆さん笑顔で楽しんでいただけて、やってよかったなー、と感じました。またやりたいです。人の心を動かす、笑顔にさせる人間になりたいです。


最後に、陸上部という場所で多くの仲間と共に過ごせることに感謝して活動していきます。よろしくおねがいします!
  

Posted by 横市大 陸上部 at 23:28Comments(0)後藤”けんすけ”