2017年08月31日
summer journey / 3′21″30
0. はじめに
8月24日17:30、マイルを走りきった余韻もそこそこに千葉を飛び出し、自宅経由で22:00には羽田へ。結局マイルを走り終えてから24時間後にはカンボジアに着きました。27日はバスで国境を越えてタイのバンコクへ。8月30日、関空へ向けて飛んでる飛行機の中で記事を書いてます。この後夜行バスで実家のある広島へ向かいます。横浜に戻るのは9月3日です。自分は今、オフ期間をめいっぱい使って旅に出ています。
1.関甲信
申し遅れました、3年の後藤です。関甲信が終わりましたので振り返っていきます。
3日間、本当に暑かったし厳しい闘いでした。でも全員で力を合わせて闘い、成長の糧になったのではと感じています。補助員、マネさん、OBOGさんには頭が上がりません。本当にありがとうございました。
特に言うとすれば後輩、石渡の活躍でしょう。800、1500、マイル、全て予選も決勝も走りきりました。本人的にも充実してたのではと思います。日々真摯に現状と向き合い、準備を怠らなかった証です。
もはや絶対的なエースです。
一方自分はというと、個人種目は800も1500も予選落ち。良くありませんでしたが、逆に言えば目が覚めました。自分は自分らしさを生かして次に向けてやるべき事をします。海外で走るのは厳しかったですが、帰国したら早速練習です。
2.マイル
しかし、マイルはなんとかアンカーとして最低限やるべきことはできたと感じています。
予選はいきなりハプニングでした。
竹井からバトンを受けるまでは予定通りでした。前の脚に重心を置き、5mまで来たらスタート、手を伸ばしつつ加速、左手でバトンを受け右手に持ち替え前を向いた瞬間でした。先にバトンを渡した他大の３走が1レーンの真ん中にうずくまってしまっていました。2レーンは他の4走が通過中、更に外側を他の選手が走り抜けていきます。
ここで自分は左に避けました。レーンの内側ですが、陸上競技の厳密なルールではレーンの内側に入って失格になるのは故意(わざとショートカット)の場合、と記憶してました。今回は大丈夫なはず。しかし態勢を崩しかけた瞬間一年前の事故の光景がフラッシュバックしました。去年の合宿、菅平の競技場で接触に巻き込まれて右足首を骨折した時と同じでした。恐怖心が腹の底から湧き上がると共に、正直なところ一瞬このシリアスな現状から逃げ出したくなりました。
またか？なんでこうなる？いや、みんなが待ってる。予選通過に間に合うか？正直わからない。でもとにかく今は進むしかない。まともな加速はできませんでしたがすぐレーンに戻って走り始めました。そのまま5位でレースは進みました。
前にいるのはスタートの時に抜かれた学校。やっぱり追いつけない。通過基準は2組3着＋2校。先の組の3着の学校より速くゴールできないと予選落ち。これ以上抜かれても予選落ち。絶体絶命。とにかく現状を守りきるのはマスト。
なんとか状況を整理しつつも必死で脚を回しタータンを蹴りました。第4コーナーを出て後ろが迫ってきます。もはや予選通過を懸けた一騎打ち。個人種目なら多分ダメでした。
でも違いました。個人種目ではなくリレー。走ってるのは後藤健介であっても横浜市立大学。
負けてる場合ではありませんでした。死守しました。予選は無事通過しました。
バトンを持つと人が変わるとはよく言ったものだなと感じます。個人種目は目も当てられない出来だったのに、リレーではなんとか自分の仕事は最低限やりきりました。
決勝の舞台は本当に素晴らしいものだと感じました。大会の最終種目といえば4×400mリレー、マイル。陸上の中で一番アツくて観てる人も走る人も夢中にしてしまう全力勝負、それがマイル。最後の最後に学校の意地を存分にぶつけ合う、それがマイル。
その舞台に立てるというのは本当に幸せなことです。
そして物凄くプレッシャーを感じます。競技場の空気が選手の肩に一気にのしかかってくる感じ。その重さは今までに感じたことのないものでした。
その空気に対して、(いいぞ、プレッシャーよ、もっと降ってこい。)と心の中で言い聞かせます。
レースは5位でバトンを受けて1校抜かれましたが1校抜き返してフィニッシュしました。なんとか最後までバトンを繋ぐことができました。開放感と達成感に包まれ、4人でトラックに礼をして、自分の関甲信は終わりました。
試合の2日間は特に長く感じました。いろんなことがあった2日間でした。
3.自分のこと
そして、自分はこの夏いろんな場所へ行きました。長野での合宿で去年の挫折へ決着をつけ、宮崎への帰省で家族という存在の大きさを感じ、千葉で大きな舞台を闘い、東南アジアという新しい世界に飛び込みました。まだ度は残っています。次は自分の生まれ育った街、世界で一番好きな場所です。この夏の旅、その一つ一つが自分を成長させてくれてるといいなと感じました。
しかし、まだまだ自分は不完全です。そんな不完全な自分を励ましたりしつつこれからも頑張ります。
競技も26大に向けてできる準備をしっかりして、800と1500も納得のいくレースをします。マイルもラップは自分が一番遅かったのでまだまだです。
4.最後に
文章は終わりそうですがフライトはあと3時間続きます。多分大阪に着いたら投稿します。では、この辺りで失礼します。拙い描写を長々と失礼しました。これからも頑張ります。
p.s. 結局22:40に入国を終えて24:00大阪駅発のバスに乗りました。鬼の接続でした。待ってな広島。
8月24日17:30、マイルを走りきった余韻もそこそこに千葉を飛び出し、自宅経由で22:00には羽田へ。結局マイルを走り終えてから24時間後にはカンボジアに着きました。27日はバスで国境を越えてタイのバンコクへ。8月30日、関空へ向けて飛んでる飛行機の中で記事を書いてます。この後夜行バスで実家のある広島へ向かいます。横浜に戻るのは9月3日です。自分は今、オフ期間をめいっぱい使って旅に出ています。
1.関甲信
申し遅れました、3年の後藤です。関甲信が終わりましたので振り返っていきます。
3日間、本当に暑かったし厳しい闘いでした。でも全員で力を合わせて闘い、成長の糧になったのではと感じています。補助員、マネさん、OBOGさんには頭が上がりません。本当にありがとうございました。
特に言うとすれば後輩、石渡の活躍でしょう。800、1500、マイル、全て予選も決勝も走りきりました。本人的にも充実してたのではと思います。日々真摯に現状と向き合い、準備を怠らなかった証です。
もはや絶対的なエースです。
一方自分はというと、個人種目は800も1500も予選落ち。良くありませんでしたが、逆に言えば目が覚めました。自分は自分らしさを生かして次に向けてやるべき事をします。海外で走るのは厳しかったですが、帰国したら早速練習です。
2.マイル
しかし、マイルはなんとかアンカーとして最低限やるべきことはできたと感じています。
予選はいきなりハプニングでした。
竹井からバトンを受けるまでは予定通りでした。前の脚に重心を置き、5mまで来たらスタート、手を伸ばしつつ加速、左手でバトンを受け右手に持ち替え前を向いた瞬間でした。先にバトンを渡した他大の３走が1レーンの真ん中にうずくまってしまっていました。2レーンは他の4走が通過中、更に外側を他の選手が走り抜けていきます。
ここで自分は左に避けました。レーンの内側ですが、陸上競技の厳密なルールではレーンの内側に入って失格になるのは故意(わざとショートカット)の場合、と記憶してました。今回は大丈夫なはず。しかし態勢を崩しかけた瞬間一年前の事故の光景がフラッシュバックしました。去年の合宿、菅平の競技場で接触に巻き込まれて右足首を骨折した時と同じでした。恐怖心が腹の底から湧き上がると共に、正直なところ一瞬このシリアスな現状から逃げ出したくなりました。
またか？なんでこうなる？いや、みんなが待ってる。予選通過に間に合うか？正直わからない。でもとにかく今は進むしかない。まともな加速はできませんでしたがすぐレーンに戻って走り始めました。そのまま5位でレースは進みました。
前にいるのはスタートの時に抜かれた学校。やっぱり追いつけない。通過基準は2組3着＋2校。先の組の3着の学校より速くゴールできないと予選落ち。これ以上抜かれても予選落ち。絶体絶命。とにかく現状を守りきるのはマスト。
なんとか状況を整理しつつも必死で脚を回しタータンを蹴りました。第4コーナーを出て後ろが迫ってきます。もはや予選通過を懸けた一騎打ち。個人種目なら多分ダメでした。
でも違いました。個人種目ではなくリレー。走ってるのは後藤健介であっても横浜市立大学。
負けてる場合ではありませんでした。死守しました。予選は無事通過しました。
バトンを持つと人が変わるとはよく言ったものだなと感じます。個人種目は目も当てられない出来だったのに、リレーではなんとか自分の仕事は最低限やりきりました。
決勝の舞台は本当に素晴らしいものだと感じました。大会の最終種目といえば4×400mリレー、マイル。陸上の中で一番アツくて観てる人も走る人も夢中にしてしまう全力勝負、それがマイル。最後の最後に学校の意地を存分にぶつけ合う、それがマイル。
その舞台に立てるというのは本当に幸せなことです。
そして物凄くプレッシャーを感じます。競技場の空気が選手の肩に一気にのしかかってくる感じ。その重さは今までに感じたことのないものでした。
その空気に対して、(いいぞ、プレッシャーよ、もっと降ってこい。)と心の中で言い聞かせます。
レースは5位でバトンを受けて1校抜かれましたが1校抜き返してフィニッシュしました。なんとか最後までバトンを繋ぐことができました。開放感と達成感に包まれ、4人でトラックに礼をして、自分の関甲信は終わりました。
試合の2日間は特に長く感じました。いろんなことがあった2日間でした。
3.自分のこと
そして、自分はこの夏いろんな場所へ行きました。長野での合宿で去年の挫折へ決着をつけ、宮崎への帰省で家族という存在の大きさを感じ、千葉で大きな舞台を闘い、東南アジアという新しい世界に飛び込みました。まだ度は残っています。次は自分の生まれ育った街、世界で一番好きな場所です。この夏の旅、その一つ一つが自分を成長させてくれてるといいなと感じました。
しかし、まだまだ自分は不完全です。そんな不完全な自分を励ましたりしつつこれからも頑張ります。
競技も26大に向けてできる準備をしっかりして、800と1500も納得のいくレースをします。マイルもラップは自分が一番遅かったのでまだまだです。
4.最後に
文章は終わりそうですがフライトはあと3時間続きます。多分大阪に着いたら投稿します。では、この辺りで失礼します。拙い描写を長々と失礼しました。これからも頑張ります。
p.s. 結局22:40に入国を終えて24:00大阪駅発のバスに乗りました。鬼の接続でした。待ってな広島。
Posted by 横市大 陸上部 at 00:36│Comments(0)
